ペットビジネスと契約書
あなたとペットの幸せをサポートします!
伊賀市・名張市の女性行政書士 なかみち です(^^)
ドッグサロン事業者様から「ドッグマッサージの契約書を作ってほしいんです」とお問合せを頂戴しました。
ペットビジネススクールでも「契約書は大切。各自必ず用意するように」と指導があるとのこと。
「いろいろ調べたんですけど、どうしてもひな形が見つからなくて・・・」とお困りのご様子でした。
そもそも契約って?
契約は、口約束でも成立します。「売ってあげる」→「ありがとう、買います」、これも立派な契約。
よく聞く「契約のトラブル」の原因の一つに「言った、言わない」が取り上げられるのはこのためです。
トラブルを防ぐためにどうしたらいいの?
ビジネスの場合、このトラブルを防ぐために口約束契約が行われることはほぼありません。
“契約書”という書面に、双方の条件を細かく記載して確認書類として保存するのが一般的。
双方が確認した契約書を、書面で残しておくという行為は、万が一トラブルになった場合の証拠となるばかりでなく、その内容をしっかり履行することを促す効果もあるからです。
お客様との間に、さまざまなトラブルが発生することは、事業者である限りどの業種でも起こり得ることです。
そして、最近では
●ペットホテルに預けたまま、飼い主の行方がわからなくなった
●トリミング中にわんちゃんの持病発作が起こり急死…慰謝料を請求されている
●ペットシッターのお散歩中に、わんちゃんが事故に巻き込まれてしまい多額の損害賠償を支払った
●一時預かりのねこちゃんが、窓を開けて逃げてしまい探偵を雇うことになった
ペット事業者さまとお客様との間によく聞かれるようになったトラブルの一例です。
お客様の大切な家族の一員であるペットを預かる、命を預かるという重みを考えると、お客様も納得の上でペットを預ける意思表示である「契約書」を交わすことで、お互いの信頼関係を築けるものと考えられます。
でも契約書をというと、かえってビックリされることもあるんですよね・・・
事業者同士の契約書や保険会社との契約書は、細かい文字で条件がびっしり。
確かに、このような形式ですと、飼い主様が「何だか怖い」と感じられることもあるでしょう。
ペット事業者さまとお客様の間には、それに見合った契約の書式を検討された方がよろしいのではないでしょうか。
どんな形式にすればよいでしょうか。
「同意書」や「覚書」といった表現の柔らかい書式が適しているのではないでしょうか。
そして、その内容にも「読みやすい・わかりやすい・理解しやすい」といった工夫が必要ですね。
そして、お互いが、大切な小さな命を預け預かるという誠実さを確認し合える文書であればトラブル予防に繋がります。
弊所では、業務内容や契約書式のご要望などをしっかりヒアリング。
事業者さまそれぞれに見合った形式をご提案いたします。
●ペット販売(売買)契約書
●トリミング請負契約書
●ペットホテル寄託契約書 など
どうぞお気軽にお問い合わせくださいね(^^)