あなたの身近な法務パートナー、伊賀市の女性行政書士中道です(^^)

 

昨日、新聞各紙に「遺言控除」の新設について掲載されていましたね。

 

「遺言控除」って?

★有効な遺言に基づいた相続であれば
★一定額を「相続税」の基礎控除額に上乗せし控除する

という方針で進めていくらしく

遺産相続をめぐる紛争抑止と、
若年世代へのスムーズな資産移転を目的としているとのこと。

相続大増税といわれた平成27年1月1日の税制改正。

基礎控除額は、
「3,000万円+法定相続人の数×600万円」となっていて

弊所へのご相談でも、
「うちは相続税をどれくらい払うことになるんかな・・・」といった
不安の声が最も多く聞かれるのが現状です。

遺言があれば、基礎控除に上乗せできるというこの制度。

ポイントは
★「有効な」遺言による相続を条件とする
ここにありますね。

遺言があれば相続税が軽くなるねんて~!書いておこうか~

といったことではなく、やはり、じっくりと考え、悔いのない遺言相続で
次世代の方へのバトンタッチをしていただきたいと思います。

この「相続控除」は、平成29年度税制改正での実施が検討されています。

経緯を見守りつつ、新たな情報はご提供してまいりたいと思います。