あなたの身近な法務パートナー、伊賀市の女性行政書士中道です(^^)
4月2日から施行された「伊賀市の適正な土地利用に関する条例」によって
伊賀市内農地に建物を建築する場合の流れが大きく変わっていることをご存知ですか?
農業委員会に農地転用申請をする際に、
伊賀市都市計画課から交付された「適合証」の添付が必要になりました。
この適合証は、建築確認申請をする前に、伊賀市の関連各課において
適正な手続きを踏んだという確認印を得て、それを都市計画課に届け出た場合に交付されるもので、
いわば確認申請の事前審査のようなもの。
昨日、農業委員会に申請した農地法第5条申請のうちのひとつに、
伊賀市街地の農地に個人住宅を新築する案件があり、
農業委員会窓口で
「都市計画課から交付された適合証の添付が必要ですよ~」と指摘を受けました。
もちろん初めてのことですし、申請書添付一覧の中にも記載はありません。
このことと、4月施行の条例が関わっているらしいことはわかりましたが
建築確認申請は私の範疇ではありませんでしたので、業者さんがどう手続きを踏んでいるのかも確認する必要があります。
仲介業者、住宅メーカーの担当さんに連絡しても
「そんな書類、添付したことありませんよ・・・」
でも、農地転用の〆切は今日やねんで!
施主さんも楽しみに待ってるはずやのに、これから1か月先に延ばすわけにいかんやん・・・
何とかしないと・・内心めちゃくちゃ焦りまくり(>_<)
自分にできることがあるのなら、しないわけにはいきません。
そのまま都市計画課に駆けつけて、制度の詳しいヒアリングと、こちらの経緯の説明というテイのお願いに。。。
担当してくれた職員さんが「新しい制度ですから混乱もあると思います」という感じで
とても親身になって聞いてくれて、
こちらとしても、これからすぐに業者の設計担当から申請してもらうので、
適合証は間に合わないかもしれないけど、何とかその受理印を持って農業委員会に出せるようにしてもらえないですか
農業委員会、今日〆切なんですよ、これを逃したらまた来月20日までないのに。。。
はっきり言って泣き倒し。。。(>_<)
担当さんも見かねたのか、「こちらからも直接、農業委員会に相談してみます。」
結論から言うと、
てんやわんやしたこの案件、昨日の〆切をもって無事に受理して頂きました!
都市計画課の担当さんからもご連絡を頂き
「適合証については、後日の総会までに追って提出してもらえれば大丈夫ですよ」と(^^)
でも、それは今回だけ?
これからは申請と同時に必要なん?
建築スケジュールが大きく変わるから、申請する側はすごく混乱すると思います。。。
そんな話をして、
これから農業委員会も制度に則ったルール作りを詰めていくと思いますというお話を聞かせて頂きました。
その後、農業委員会の担当さんにも電話を入れたら、
「農業委員さんとの現地立合いの日、もう決めましたよ!」と明るく教えてくれました。
聞けば、
「中道さんの案件のことで、〇〇調査士からも心配して電話がありましたよ~」
お世話になっている土地家屋調査士さん、4月当初の制度スタートの時に、自分も苦労したからということで
農業委員会に掛け合ってくれてたみたいです。
なんだか色々な方に助けられているなあ。。。。
ほんの数時間前まで、どうしよう、どうすればいいんかな、何とかしないと。。。
そんな気持ちで焦ってばかりでしたが、最後はものすごくあったかい気持ちになりました。
住宅メーカーの担当さんも、設計士さんに連絡を取ってくれて
「明日、事前申請に伊賀市役所に行く手筈にしているみたいです」とのこと。
都市計画課の担当さんにその旨を伝えて、〇〇さんを訪ねてもらってもいいですか?とお願いしたところ
快くお引き受けしてくれました。
もちろん、市の職員さんにとっては公務ですから当然のことかもしれません。
でも、そうじゃない方もいる中で、都市計画課の方、農業委員会の担当職員さん、
こんなふうに親身になって対応してくださったことが本当に嬉しくて、感謝の気持ちでいっぱい。
依頼してくれた業者さん、その向こうにいる住宅メーカーの担当さん、
そして何より新しいお家での暮らしを心待ちにされている施主さん。
何とかしたい、その一心でした。
私たち行政書士がご依頼を頂いて書類を作成して申請するのは当然の業務です。
その先のサービスを提供できる行政書士になりたいと、改めて心に刻んだ一日でした。
建設業許可取得をお考えのみなさま♪
どうぞお気軽にお問い合わせくださいね(^_^)/
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